1. プラチナ・ゴールドの映り込みを防ぐ「筒囲み」と「黒締め」
鏡面仕上げのリングやシルバー・プラチナは、周囲のカメラ機材や天井、カメラマンの服の色までそのまま拾ってしまいます。

▲ 実例:プラチナの滑らかなグラデーションとダイヤモンドのブリリアントカットを捉えたマクロ撮影
デュフューザーの筒囲み
被写体の周囲をアートレで円筒状に囲み、レンズ先端だけを差し込んで外側からディフューズ光を当てます。周囲の乱反射を遮断し、金属表面に途切れのない均一なハイライトを作ります。
黒ケント紙による「黒締め」と点光源
光を回しすぎると金属の輪郭が白く抜けてしまうため、両脇に細く切った黒ケント紙を立ててエッジを引き締めます。さらにダイヤモンドのブリリアントカットには、小さなスポット光を斜めから当てて切削面のエッジを際立たせます。
2. カラーストーンの透明感と「アオリ撮影・深度合成」によるピント制御
トパーズやサファイアなどのカラーストーンは、前面から強い光を当てても石の奥に光が届かず、色が沈んで黒っぽく写りがちです。

▲ 実例:大粒ブルートパーズの透明感と、取り巻きパヴェダイヤ・複雑なリングアームのディテール描写
石の裏に光を回すバックレフ
石の台座の隙間や真下に小さくカットした銀紙を忍ばせ、背後から光を跳ね返すことで、石の内部から発光しているような透明感と鮮やかな色合いを引き出します。
アオリ撮影と深度合成によるピントコントロール
マクロ撮影では被写界深度(ピントの合う奥行き)が極めて浅くなります。シフトレンズによるアオリ撮影や深度合成により、手前の爪先から中央の宝石、奥のリングアームまでピント範囲を自由にコントロール可能です。
3. 黒鏡面反射と小物を組み合わせたイメージ撮影
ブランドのキービジュアルやSNS用写真には、黒バックグラデーションや小道具を組み合わせたスタイリングが適しています。

▲ 実例①:シャンパングラスの中にリングを配し、ガラスの輪郭と黒バックグラデーションで特別感を演出

▲ 実例②:黒アクリルやメラミンボードの鏡面反射を活かし、アイウェアと組み合わせたメンズスタイリング
黒鏡面撮影のポイント
黒鏡面のアクリルボードやメラミンボードは微細なホコリや指紋が目立つため、帯電防止スプレーとブロアーで入念に清掃してからセッティングします。指輪を立てる際は透明粘着ワックスやグルーガンを使用し、撮影後のレタッチで接地面の固定具を丁寧に消去します。
スタジオ・フォトアルチザンのジュエリー撮影プラン
スタジオでの立ち会い撮影から、高額商品・持ち出しが難しい宝飾品のための出張撮影まで柔軟に対応いたします。
立会い撮影プラン(時間制)
スタジオにお越しいただき、PC大画面で石の輝きや金属のハイライト角度をリアルタイムに確認・微調整しながら撮影。キービジュアル制作や点数が多い撮影に最適です。
出張撮影プラン(ロケーション)
高額な宝石・ハイジュエリーでスタジオへの持ち出しや配送が難しい場合、店舗・工房・オフィスの会議室やショールームへプロカメラマンが機材一式を持ち込み出張撮影いたします。
